先日のインファーST-USに続き、第2弾!
今回はサベージ、ブリザード、NB16の
排気音からエンジン回転数を推定してみます。
まずは、先日の朝練のハマさんのサベージから。
記事はこちら
この動画の中の排気音を測定します
↓
前回、測定方法を詳しく書かなかったので
ここで少し説明します。
ビデオで撮影した動画をEDIUSなどの編集ソフトに取り込むと
通常ビデオトラックと同期した音声トラックが存在します。
↓(EDIUSの画面です)

音声トラック部分を拡大すると、
通常このような波形で表示されています。
↓

小さな振幅の小刻みな波が見えます。
これが視覚化された「音の波形」です。
「この波が1秒間に何回振動しているか」
を数えると、その音の周波数が分かります。
ただし、自然界に存在する音は無数の周波数の音の
重ねあわせなので、どんな周波数の成分が
含まれているか計算を行う必要があります。
そこで、
測定したい部分の音が含まれる範囲をリニアPCM・48kHzのWAVEファイルとして
書き出します。
収録したハマさんのサベージ映像の中で最も早いと思われる部分を抜き出してみました。
実際のファイル↓
hamasan.wav(48kHz/PCM)
これを波形解析ソフトなどに取り込んで解析します。
任意の波形に含まれる周波数成分を算出する
「高速フーリエ変換」ができるソフトならばなんでもかまいません。
フリーソフトでもあるようですが、ここではオーディオのマスタリングソフトを
使用します。
↓

高速フーリエ変換(FFT)フィルタをかけて音声を再生すると、
先ほどの波形が周波数と音の強さのグラフに変換されます。
↓

上のグラフからは、「440Hz付近に最も大きい音が含まれている」
ことがわかります。
この音がサベージの排気音の主成分と考えられます。
ちなみに880Hz付近に「2番目に大きい山」があるのが
わかりますが、これは、880Hz=440Hz x 2 であることからも
わかるように排気音の主成分の「倍音」だと思われます。
倍音とは主成分の音と共鳴する音の成分で、
基本周波数の整数倍の周波数の音をさします。
自然界に存在する音はほとんど倍音をもちます。
周波数がわかれば、
脈動圧力波の周波数=エンジン回転数[rpm]×気等数÷60
参考ページ
の関係があるので、単純に、
エンジン回転数=排気音の周波数 x 60
で算出できます。
(※グローエンジン:気筒数=1)
(厳密には脈動圧力波と排気音は違うもののようですが‥ここでは近似できると仮定します)
したがってハマさんのサベージのエンジン(OS30VG)の回転数は
440Hz x 60 = 26400rpm
と推定できます。
OS30VGは有効回転数が4,000〜36,000r.p.m.なので
レッドゾーンまでまだまだ余裕がある状態ということがわかります。
次に‥
京商のブリザードDF-300の排気音を測定してみましょう。
この動画の音声を測定します
↓
まずは、映像が始まってすぐのアイドリング状態を測定してみます。

blizz.wav(48kHz/PCM)
上のアイドリング音声を解析したのがこちら。
↓

最も大きい山が290Hzにありますが、この数値だと
290Hz x 60 = 17400rpm
となりアイドリング回転数にしては異常に高い数値になります。
おそらくこれは先ほどの「倍音」と思われます。
290Hzの山の隣にもうひとつ125Hzほいどの小さい山が存在しますが
これが本来の成分だと考えられます。
カメラの録音特性などで、低い周波数の音は認識できなくなるため
誤差が大きくなりあまりはっきりとした山になりません。
そこで本来の周波数を290÷2=145Hzと仮定してみます。
すると
ブリザードのアイドリング回転数=
145Hz x 60 = 8700rpm
となります。
高めの回転数ですが、たしかにこのブリザードのGS11は
他のGPカーに比べてアイドリングが高めの印象があるので
妥当な数値だと思います。
つぎに、アラさんと僕の2台のブリザードがフルスロットルで走っている
音声を解析してみましょう。

カメラの前を2台のブリザードが高速で通り過ぎる部分の音声です。
blizz-2.wav(48kHz/PCM)
これを解析すると‥。

二つの山が見事に現れています。
2台分の排気音が含まれていることが明らかです。
しかも右にいくつか続く倍音の山もちゃんと2つあります。
興味深い結果ですね。
これから算出すると、
アラさんのブリザードのエンジン回転数=
540Hz x 60 = 32400rpm
わたしのブリザードのエンジン回転数=
450Hz x 60 = 27000rpm
となります。
どちらがアラさんでどちらが私かという特定は
映像を見るかぎり、明らかにアラさんの方が早いからですが、
数値で見ると、かなりエンジン回転数に差があることがわかります。
僕のがかなり甘いセッティングだったようですね。
最後に‥。
先日の朝練で華麗な
「モスキートサウンド」
を披露してくれたアラさんのNB16を測定してみましょう。
この動画の後半に登場するNB16です。
↓

nb16.wav(48kHz/PCM)
かなり甲高い音です!
結果は‥?

最高値が出ました!
700Hz!
回転数に直すと‥
NB16のエンジン回転数=
700MHz x 60 = 42000rpm
‥‥‥スゲェ!
こんなに回るんか!!!
って感じですが‥。
あきらかに尋常じゃない速さだったので
そんだけ回っていたんでしょうね‥。
NB16に搭載されている05エンジンのスペックが
ほんとに40000rpm以上あるのか気になるので
誰かご存知でしたら教えてください‥。
(補足)
移動体の音声解析はドップラー効果を考慮しないといけませんが、
ここではめんどくさいので無視しています。
今回はサベージ、ブリザード、NB16の
排気音からエンジン回転数を推定してみます。
まずは、先日の朝練のハマさんのサベージから。
記事はこちら
この動画の中の排気音を測定します
↓
前回、測定方法を詳しく書かなかったので
ここで少し説明します。
ビデオで撮影した動画をEDIUSなどの編集ソフトに取り込むと
通常ビデオトラックと同期した音声トラックが存在します。
↓(EDIUSの画面です)

音声トラック部分を拡大すると、
通常このような波形で表示されています。
↓

小さな振幅の小刻みな波が見えます。
これが視覚化された「音の波形」です。
「この波が1秒間に何回振動しているか」
を数えると、その音の周波数が分かります。
ただし、自然界に存在する音は無数の周波数の音の
重ねあわせなので、どんな周波数の成分が
含まれているか計算を行う必要があります。
そこで、
測定したい部分の音が含まれる範囲をリニアPCM・48kHzのWAVEファイルとして
書き出します。
収録したハマさんのサベージ映像の中で最も早いと思われる部分を抜き出してみました。
実際のファイル↓
hamasan.wav(48kHz/PCM)
これを波形解析ソフトなどに取り込んで解析します。
任意の波形に含まれる周波数成分を算出する
「高速フーリエ変換」ができるソフトならばなんでもかまいません。
フリーソフトでもあるようですが、ここではオーディオのマスタリングソフトを
使用します。
↓

高速フーリエ変換(FFT)フィルタをかけて音声を再生すると、
先ほどの波形が周波数と音の強さのグラフに変換されます。
↓

上のグラフからは、「440Hz付近に最も大きい音が含まれている」
ことがわかります。
この音がサベージの排気音の主成分と考えられます。
ちなみに880Hz付近に「2番目に大きい山」があるのが
わかりますが、これは、880Hz=440Hz x 2 であることからも
わかるように排気音の主成分の「倍音」だと思われます。
倍音とは主成分の音と共鳴する音の成分で、
基本周波数の整数倍の周波数の音をさします。
自然界に存在する音はほとんど倍音をもちます。
周波数がわかれば、
脈動圧力波の周波数=エンジン回転数[rpm]×気等数÷60
参考ページ
の関係があるので、単純に、
エンジン回転数=排気音の周波数 x 60
で算出できます。
(※グローエンジン:気筒数=1)
(厳密には脈動圧力波と排気音は違うもののようですが‥ここでは近似できると仮定します)
したがってハマさんのサベージのエンジン(OS30VG)の回転数は
440Hz x 60 = 26400rpm
と推定できます。
OS30VGは有効回転数が4,000〜36,000r.p.m.なので
レッドゾーンまでまだまだ余裕がある状態ということがわかります。
次に‥
京商のブリザードDF-300の排気音を測定してみましょう。
この動画の音声を測定します
↓
まずは、映像が始まってすぐのアイドリング状態を測定してみます。

blizz.wav(48kHz/PCM)
上のアイドリング音声を解析したのがこちら。
↓

最も大きい山が290Hzにありますが、この数値だと
290Hz x 60 = 17400rpm
となりアイドリング回転数にしては異常に高い数値になります。
おそらくこれは先ほどの「倍音」と思われます。
290Hzの山の隣にもうひとつ125Hzほいどの小さい山が存在しますが
これが本来の成分だと考えられます。
カメラの録音特性などで、低い周波数の音は認識できなくなるため
誤差が大きくなりあまりはっきりとした山になりません。
そこで本来の周波数を290÷2=145Hzと仮定してみます。
すると
ブリザードのアイドリング回転数=
145Hz x 60 = 8700rpm
となります。
高めの回転数ですが、たしかにこのブリザードのGS11は
他のGPカーに比べてアイドリングが高めの印象があるので
妥当な数値だと思います。
つぎに、アラさんと僕の2台のブリザードがフルスロットルで走っている
音声を解析してみましょう。

カメラの前を2台のブリザードが高速で通り過ぎる部分の音声です。
blizz-2.wav(48kHz/PCM)
これを解析すると‥。

二つの山が見事に現れています。
2台分の排気音が含まれていることが明らかです。
しかも右にいくつか続く倍音の山もちゃんと2つあります。
興味深い結果ですね。
これから算出すると、
アラさんのブリザードのエンジン回転数=
540Hz x 60 = 32400rpm
わたしのブリザードのエンジン回転数=
450Hz x 60 = 27000rpm
となります。
どちらがアラさんでどちらが私かという特定は
映像を見るかぎり、明らかにアラさんの方が早いからですが、
数値で見ると、かなりエンジン回転数に差があることがわかります。
僕のがかなり甘いセッティングだったようですね。
最後に‥。
先日の朝練で華麗な
「モスキートサウンド」
を披露してくれたアラさんのNB16を測定してみましょう。
この動画の後半に登場するNB16です。
↓

nb16.wav(48kHz/PCM)
かなり甲高い音です!
結果は‥?

最高値が出ました!
700Hz!
回転数に直すと‥
NB16のエンジン回転数=
700MHz x 60 = 42000rpm
‥‥‥スゲェ!
こんなに回るんか!!!
って感じですが‥。
あきらかに尋常じゃない速さだったので
そんだけ回っていたんでしょうね‥。
NB16に搭載されている05エンジンのスペックが
ほんとに40000rpm以上あるのか気になるので
誰かご存知でしたら教えてください‥。
(補足)
移動体の音声解析はドップラー効果を考慮しないといけませんが、
ここではめんどくさいので無視しています。









